お知らせ

おおた通信 第190号 おおたよりお客様へ

いつも大変お世話になります。

先日、いつも通っている床屋さんに行ったところ、普段とは違ったざわつき感がありました。「どうしたんですか?」とお尋ねしてみると、「今日からFAXと電話が廃止され、レジもタブレットと連動した機種に変わりました。本社とのシフト表や売上の日計表などの交信もタブレット端末上のアプリを使って行うようになりました。」とのことで、多少混乱気味だったようです。

弊社においても、コピー・スキャナー・FAXの複合機が備え付けてあり、SDGs推進はしているものの掛け声だけのペーパーレス化に止まっております。

通常業務の中で、納品物資の受注FAXの受信は一日数十件になると思いますが、これが今となってはミスの原因でもあり困惑しております。「未受信による納品滞留、FAXを見て受注伝票を作成する時に起こる誤起票(転記ミス)、受信FAXの文字が解読不可」など様々な障害を引き起こしているのが現実です。FAXは1980年代にビジネスシーンで多く使用されるようになり、その後に一般家庭にも普及し、かなり便利に使われてきた電子機器だったと思います。今でも、管理系事務用機器としてはなくてはならないものかとも思います。しかし、営業事務やお客様との受発注のシーンではFAXよりも優れた情報の伝達方法が沢山あるように捉えています。先日ニュースを見ていたら、中央省庁に提出する見積書はフロッピーディスクに落として提出しなければならないという、日本の電子化後進国振りを露呈するような原稿が読まれておりました。弊社としては、少なくとも商品の受発注はオンライン化にするべきかと考えているところです。

このような電子商取引をするために、お取引をさせていただくお客様をセグメンテーションさせいただき、深耕営業を図り始めております。

物価高の傾向は、まだ継続するものと考えられており、鉄鋼大手三社の労働組合は月額3万円の賃上げを要求する方針案を固めたというニュースが報じられておりました。この要求が呑まれるか否かは分かりませんが、賃上げヘッジも物価高傾向と共に継続することでしょう。その様な環境を乗り切るには、私たち経営陣は生産性の向上を図ることに力を傾注するほかに道はないような気がしております。

弊社においては、生産性向上を目指し、単なる右左の商売ではなく、スタッフの手をかけた工場化製品の出荷に終始してきましたし、今後も続けて行きます。

また同時に、先に述べた間接部門のDX化も併せて進めていきますので、是非ともご協力いただきたいと思います。

この件に関しまして、ご意見やご要望がおありになれば、直接拝聴させて頂きたいと思っておりますので、宜しくお願い申し上げます。

オオタ総合食品株式会社
代表取締役 多田勝

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