お知らせ

おおた通信 208号 おおたよりお客様へ

いつも大変お世話になります。日頃からのご愛顧に心から感謝申し上げます。朝晩の涼しさが秋への足取りを感じる時季なりましたが、皆様方に於かれましては御隆昌のこととお慶び申し上げます。

国外に目を向けますと、ロシア・ウクライナ問題をはじめ、イスラエル・パレスチナやイスラエル・イランおよびその影響勢力との中東における対立、さらにはミャンマー内戦の長期化など、依然として不安定な要素が見受けられます。加えて、米国トランプ大統領による相互関税政策も懸念材料の一つです。

日本国内におきましては、自由民主党が前々回の衆院選での敗北に続き、先の参院選でも大敗を喫し、少数与党となりました。さりとて、現政権以外に外交および財政支出面で手腕を発揮できる政党を見いだすことは難しく、閉塞感が漂っていることも否めません。

一方、先の中央最低賃金審議会より、最低賃金の引き上げ率を全国平均で6%とする答申が出されました。これは過去最高の引き上げ率となります。私たち経営者は、否応なく上げざるを得ない賃金と、高騰を続ける仕入価格の両面からの圧力への対応を強いられています。しかしこの状況を打開し安定成長路線に乗せることが出来れば、強靭な企業体質の創造につながりますので、万策を講じて乗り越えてまいる所存です。

最近では、山梨県内のラーメン屋さんでも一杯1,000円以上の商品を提供するお店が多々見られるようになってきました。うどん店でも出汁、粉、器などにこだわり一杯1,500円のうどんを販売するお店も出始めてきております。また、多くの焼肉店では、暫くは我慢してカルビ・ロースの値段を1,000円未満に留まるよう価格設定を維持してきましたが、牛肉や内臓肉の価格高騰に耐えかね、メニュー単価改定を余儀なくされています。このような環境下において、より仕入原料を吟味し満足度を高め高付加価値な食の提供に様変わりしているお店が繁盛している様に感じております。

弊社に於きましても原料仕入れの高騰は避けられない状況ではございますが、その中でも良品安価な原料、製品の発掘に力を注ぎ、コストパフォーマンスの高い商品力を備えて参りました。その一例として、4月から試験的に導入をいたしました『さくらビーフ』(国産牛交雑種)は、当社比で和牛価格の3~4割ダウン、従前から扱ってきた国産交雑種との比較では2割安価に提供でき、お客様には高い評価を頂いております。また、今まで松阪牛をはじめ、鹿児島県産のざき牛等の高価格帯の雌の黒毛和種のみ取り扱いしてきましたが、時代の流れによる日本人の味覚の変化を捉え、安価でありながらも、柔らかさ、獣臭の少なさに重きを置いた美味しい和牛の扱いも始めようと計画している所です。

このようにして、オオタ総合食品は時代の潮流を作るべく、変化を創り出しながら、さらなる高みを目指して事業活動に邁進してまいります。皆様方との取り組みによる関係をさらに強化致したく存じますので、引き続き、ご指導ご鞭撻のほど謹んでお願いを申し上げます。

オオタ総合食品株式会社
代表取締役社長 多田勝